印香のつくり方
お干菓子みたいにかわいいお香 印香
練香のように温めて焚くお香です。
沈香や白檀の香木などは、燃やすより温めた方がより香木の最上の薫りを楽しむことができます。
練香と印香の違い
練香は冬のお香と言われますが、印香は夏に焚いてもよいですね。
印香は、香原料と炭粉に布糊を加えて合わせたもの。
練香が乾燥させないのに対し、印香は乾燥させるお香です。
銀葉にのる位の大きさで可愛く、薫りだけではなく目でも楽しめます。
印香の作り方
香原料、炭粉、布糊を合わせたものを薄く伸ばします。
1㎜位に伸ばし、型で抜いていきます。
お香屋さんでは、昔のお薬作りのように軟十個か型の模様のついた金型で作るようです。
(落雁や干菓子の木型の小さいものをご想像下さい。)
そのような金型が販売されているわけではないので、和菓子用の抜き型で代用します。
水羊羹の中にいる金魚や紅葉、煉り切りの上に載っている桜や桔梗。
好きで沢山集めています。
昨日は受講生の方から京都土産で、鶯を頂きました。
型を抜いたら、しっかり乾かして下さい。
薄いからと言って、甘くみていると、しっかり黴が生えてきます。(泣)
茶心香心堂では、初夏に向けての沈香薫る印香づくり講座を行っております。
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