茶心香心堂

タニ沈香の断面

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こんにちは。

ご覧下さりありがとうございます。茶心香心堂です。

 

今月のクラスでは、沈香と伽羅を焚いて、各種薫りを楽しんで頂いたり、沈香そのものをご覧になって頂いています。

 

 

沈香の断面を見る

 

沈香とは、木の木質部にできる樹脂です。

沈香の採れる樹すべてに沈香と言われる樹脂がとれるわけではありません。

この断面で、小さな穴が沢山開いているのがわかりますでしょうか。

木目年輪ではなく、スポンジのような穴…。

沈香の採れる樹は元々、縦に穴が無数にある柔らかい木です。

何らかの刺激で木が傷つき、そこに木が樹脂をしみだしていく。

それが沈香になります。

1枚目の写真の右下あたりにふわふわと曲線がはしっているのが沈香になりだしているもの。

 

 

沈水黒タニ(沈香)の断面

こんな感じで、びっしり、樹脂が入っていき、断面はつるつるになっていきます。

質量も増え、大きさからだと、重たいと感じます。

薫りも濃くなっていきます。

 

ただし、見た目を似せている人も多いです。

コーヒーの中に漬けたり、木の中に釘を入れて重くしたり。

だから、見かけで判断しないこと。

また、燃やすではなく温めた薫りをしっかり聞くこと。

自分の中で沈香の薫りの正しいものさしをつくること。

 

今後もご紹介していきますね。

 

 

ご覧下さりありがとうございました。

東京、駒込にてお香作り講座開催中です。

 

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