お香の調合もアップデートが必要 驚愕の真実
2004年初めてお香作り講座を始めた時の宣材写真
なんて、大げさなタイトル!なんて、思われましたか?
つい最近も確信に変わりました。
あれっ、香りが違う?
2004年、大師匠が東京にいらした時だったかな、匂い袋を作った調合。
その当時は、かなり白檀もはっきりし、10杯の調合が強めにくっきりしていました。
講座で生徒さんに同じのを作ってもらい、もうひとつは生徒さんのお好みで調合する10杯。
その日は強い香りよりも生徒さん自身が作られた香りに満足され、でも、3か月もすると先生の調合の方がよいです、香りに芯があって華やかにすっきりと仰って頂きました。
その調合を先日作ってみたのです。
香りを聞くと?????
うすい~。ぼやけているー!!
お香の調合もアップデートが必要な理由
調合表どおりに行っても、香りが全くことなりました。
理由は何か?
お気づきですよね。
香原料の質が変わった。
もう一歩踏み込んでいえば、香らない原料になった。
香りが弱くなった。
本当に、悲しい限り。
20年の年月でこんなに異なるの(泣)
源氏物語でも、源氏の君が薫物調合の際、沈香の薫りがよくなくて、再度取り寄せた件がありました。
取り寄せられればよいけれど。
現実はよいものが無くなっている。
同じ名前でも同じ香りではない。
なので、以前の調合の薫りを再現されたい方は、作成時に香りの強さをご確認下さい。
悲しいけれど、新しい調合が必要になります。
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