お香の残り香
お干菓子のような燃やすお香
お香とはお線香?
クラスを行っていて気がついたのは、一般的にお香というと燃やすタイプのコーン型のものをイメージされていることが多く、(本当は線香も匂い袋も練香も印香もお香なのですが。)線香というと仏事用をイメージされている方が多い。なので、燃やすお香で趣味の薫りのスティック型はあえて線状香とお香屋さんも分けています。
燃やすお香
燃やすお香はもともとお焼香から。その煙が天に上るので仏様の食べ物と言われています。そして長時間焚くために線香が登場。必須だった煙は現在は煙臭いと言われ、煙臭さをマスキングするために強い合成香料が添加されて、またその薫りが必要以上の残り香で不快な思いをされていることもあります。
よい薫りも仏様へのご供養ならば、お香と線香と分ける必要もないのです。
残り香
天然香料、例えば丁子など、燃やした後の残り香は甘く深い薫り。
夏のこの空気の中ではバリ島のホテルにいるような。
そこはかとなく漂う。
強すぎず、だけど心にうったえてくる。
丁子に他の天然原料を合わせるとバリ島から日本に戻る。
薫りに異国を感じるのも楽しいお香の旅になります。
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