家庭での茶葉の保存方法
茶葉の特徴
茶葉は、茶ポリフェノール、アミノ酸、ビタミンC、カフェイン、芳香物質、脂類、炭水化物等の成分を内包しています。
一定量の水分、湿度、光線(紫外線)、酸素などの環境的要素の影響で、容易に陳化し、変質してしまいます。
また、茶葉は一種の海綿体構造になっていて、香りを簡単に吸収します。
(それを利用してベルガモットでアールグレイの紅茶、茉莉花でジャスミン茶を作っているわけです。)
気に入ったお茶を美味しく飲み切るために、以下の方法で保存しましょう。
茶葉の保存方法
酸素、湿気、温度、紫外線を防ぐこと。
―紫外線対策
・透明の袋ではなく、アルミ袋など光を通さない袋に入れる。
・冷暗所で保管する。
―酸素対策
・使い終わったら、袋の空気を抜き、しっかり封をする。
・茶筒に直接入れると、茶が少なくなると酸素の部分が多くなるのでお勧めしない。
アルミ袋に入れてから茶筒にいれるとよい。
―温度対策
・冷蔵庫保存の場合は、温度変化の少ない場所に保管する。
・冷蔵庫から出したらすぐ袋を開けず、常温に戻してから開ける。
―湿度対策
・シリカゲルなど入れる。空気を抜いて封をする。
―香り対策
・他の物の匂いが映りやすいので、密封容器に入れて、冷暗所で保存する。(冷蔵庫でも注意)
毎日お茶を飲む方に
緑茶など毎日欠かせない場合、密封容器に10日分位に小分けし保存し、使い切るとよいですよ。
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