龍涎香
龍涎香とは
マッコウクジラの腸内の結石、又は何らかの分泌物だと言われています。
6,7世紀のアラビア世界で使用された記述があり、中世ヨーロッパの貴族の間では香水として珍重していたそうです。
海上や海岸で稀にその結石が採取されたり、和歌山県の太地で鯨猟(哺乳類なので)が行われていた時に、解体したマッコウクジラからもみつかったことがあるそうです。
インドネシアの漁師さんが龍涎香をみつけた等、Yahooニュースなどでたまに流れます。
希釈すると、魅惑的な品のある香り。
2010年、国立科学博物館で「大哺乳類展 海のなかまたち」でも、龍涎香の塊、希釈したもの、合成香料のアンブロキサンの展示がありましたね。
現在は天然ものは出回らず、合成香料のアンブロキサンが流通しています。
先日、老舗のお香屋さんで龍涎香をみつけたので1g購入してみました。 その中の0.1gを現在アルコールで希釈中です。
前の記事へ
次の記事へ