茶心香心堂

訶梨勒 ミロバランの実

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訶子 Terminalia chebula Retzius の実

 

ミロバランの実

昨日から茶心香心堂での部屋香訶梨勒づくり講座が始まりました。

 

掛香で「訶梨勒かりろく」の名前が有名ですが、もともとはこちらの実の名前です。シクンシ科の果実。訶梨勒、訶黎勒、訶黎、唐訶子、ミロバラン、テルミナリアとも呼ばれています。

生薬名は訶子カシ。タンニン20~40%
抽出液には強い抗菌、タンニン:収斂、止瀉。ケブリン酸:平滑筋に対し鎮痙。

インドではミロバランと言い、聖なる樹木として尊ばれているそうです。

参照 漢方210処方生薬解説 じほう社

 

平安時代、流行り病にかからぬよう実を吊るして、家の安全を守ったのが掛香の由来。これ自体、砕いた刻にすると酸味と一寸苦いような香り。実のホールのままだと略香りがない。香りが佳くて吊るしたのではないとわかります。 そして、その他の香原料が加えられて、現代の掛香訶梨勒はその形が訶子の実を模しています。

 

 

 

 

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