塗香の使い方 応用
塗香とは
塗香は寺院などで、自分の穢れをとるお清めに使う微粉末のお香です。
絹目通しと言われる細かい粉末なので、少量でも香りが強いです。
その微粉末の香原料を調合したのものを、塗香とよび、手の平から擦り込みます。
長く薫らせるというより、その場で浄化に使うものなので、伝統的にはすっきりとした香りのものが多いです。
でも、ここ10年位はお清めというより香水のように香りを長く楽しめるように、合成香料が入っているような甘重い香りが多くなってきました。
昨日はNHK学園市川オープンスクールの講座で、塗香を作りました。
すっきりした浄化用と、甘めのものと2種類作るか、1種類を20杯調合にするか皆さまにお任せしました。
塗香の使い方の応用
携帯して、そのままお清めに使う他、クラスでお勧めしているのは、以下のとおり。
・僅かの量でしっかり香るので、和紙袋に少量づつ容れて、
―マスクケースに。名刺入れに。扇子入れに。お財布に。文香に。
・コーンスターチを混ぜて、ボディパウダーのように使う。
・ワセリン等に少量入れて、ハンドクリームのように使う。
今、人気があるのはやはり、マスクケースでしょうか。
茶心香心堂では、塗香づくりの単発講座も、ご希望のお日にちで承っております。
前の記事へ
次の記事へ