塗香の香原料の香り
塗香用香原料
塗香で用いられる香原料、市販のものでは合成香料が含まれているのがありますが、
伝統的には、白檀、龍脳、丁子、桂皮、山奈、大茴香、藿香、零陵香を用います。
最近は甘めが人気なので、排草香や木香も使われています。
甘い香原料の安息香などは樹脂なので、体温でのベタベタするのを避けるため、用いられません。
匂い袋や線香とも同じ原料ですが、絹目通しといって、手に載せてもがさがさせず、円やかな感じです。
どの位細かいかというと、下の篩が60メッシュ、実際は200メッシュが通るそう。
ですので、調合後にこの篩でなんなく、篩えます。
塗香用香原料の香り
目が細かい分だけ揮発しやすいので、酸味はとんでいます。
普段酸味が苦手な丁子でも使いやすいので、使ってみて下さいね。
本来の塗香はお清めのためのもの。
朝、しゃきっとした香りで一日をスタートさせるのもいいですね。