香りの良し悪しは記憶に左右される 朝イチから
こんにちは。
昨日書こうと思っていたのですが、猫の通院に思いの他時間がとられてしまい、今日に。
面白かったのでシェアしたいと思います。
香りの記憶
昨日のNHK朝イチの特集は「香りのチカラで毎日の生活をアップデート」というものでした。
以前より、楽しい思い出や幸せな記憶の中の香りが自分の好きな香りであったり、その香りを嗅ぐと幸せになるというのは、アロマテラピー講座やお香講座でお話ししています。
番組の中では、灯油?の臭いが好きな方は、子供の頃に阿波踊りを見に行くのにフェリーに乗っていたので、その時の船の灯油の臭いが記憶に残っているかも?というお話と、靴墨の匂いが好きな方は、お仕事がお忙しくて不在気味だった父親が在宅の時に、父親の靴を磨いていた。 靴墨の匂いは父親が家にいる幸せを感じ、今は、ご主人様の靴を磨く時にそれを思いだすということでした。
今回、番組で東京大学の香りの研究されていらっしゃる先生のお話のひとつが興味深かったです。
赤ちゃんたちに、薔薇の香りのする部屋とうんちの臭いのする部屋に一定時間閉じ込めて香りを嗅がせた後、赤ちゃんたちがどちらの部屋に行くか?というものでした。
どちらに行ったと思いますか?
それが、どちらの部屋にも入り、丁度半数づつだったそうです。
赤ちゃんは、何の香りと知らないので、つまり先入観がない。
お香原料も目を閉じて香りを聞くと、意外な発見があるのですよ。
NHKは1週間見逃し配信されているそうです。
ご興味をもたれた方はどうぞ。
頭と身体の反応はちがう 香り
私たちは、まず頭が働いてこの香りは〇〇だから、という先入観も持っている。
アロマテラピー講座を行っていた時、ローズの香りが好きと仰る生徒さんたちに、目を閉じて幾つかの精油を廻し、好きな香りだったら好きって言ってねってお伝えしたのに、ローズを好きという反応がなかったりしました。
頭と身体の反応はちがうのです。
記憶にない香りは?
沈香の薫りは今まで知らない香り、記憶にない香りなので、表現しようがないとなります。
ただ、穏やかになるとか、なんだかわからないけれど好き、情緒系か
甘いとか、すっとしているとか、分析系でできる限り近い表現をめざします。
あなたはどちらの表現をされていますか?
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