お香とアロマ、どちらが良い?
お香とアロマ 使い方と効果
アロマテラピーとお香、それぞれによい処があるので、何を基準にするかで変わってきます。
アロマテラピー
・草根木皮花からとれる高濃縮の精油を用いる。
・精油を希釈して用いる。
・精油の特性として揮発しやすい。つまり香りが短い時間で広がる。
・用い方…芳香浴法(お部屋全体に香らす)、沐浴法(お湯に)、湿布法、吸入法(マグカップなどで意識的に吸いこむ)、トリートメント(いわゆる普通マッサージと言ってしまうような油に希釈してお肌に塗るもの)、手作りコスメ、ホームケア等。
・トップノート(柑橘等)、ミドルノート(花、草葉、木等)、ボトムノート(樹脂、根、心材等)と香りの幅が広い。
その中でもミドルノートが充実している。
お香
・樹脂、草根木皮を乾燥させたものを粉末、刻の状態にしたものを用いる。
お香の種類により香原料の他に合わせる原料がある。 線香の場合は燃やすための原料、練香の場合は固める為の原料などが必要になる。
・お香の種類…匂い袋、塗香、線香、練香、印香、香木(白檀、沈香)
お香の種類により、常温のままか火を用いる。 揮発はアロマに比べて遅い。
・アロマに比べて、香りは、ミドルノート、ボトムノートが充実。 奥深い香りが多い。
沈香、白檀それぞれの香りの甘さ、重さを用いる。
お香とアロマを比べての考察
私は1988年にアロマテラピーに出会い、クラスに通いだしました。
その後、祖母や父が入院中には、手や足をさするのにトリートメントオイルを使いました。
最初の頃(未だ元気がある頃)は、柑橘の精油も好み喜んでいたのですが、かなり弱りだすと強いと言って拒否されました。
精油量を少なくしても嫌がり、何も無い状態でのさすりになりました。
その後すぐ亡くなりました。
精油は、どんなにボトムノートを使っても力強さがあると私は感じました。
その力強さは、深い心(精神・魂)に染み入るというより、身体やマインドに調和する。
人生の灯が消えゆく状態では、既に弱っている身体は補完するものではなく、次のステージへの準備が必要であると感じました。
人生の灯が消えゆく状態で次のステージへの準備は、天然香木の薫りが丁度よい。
天然の奥深く、けれど落ち着いて尖っていない。攻めていない。
白檀や沈香、その他香薬が織りなす薫りは深いものです。
寺院を訪れた時に、お香の薫りでふっと心落ち着くことがありますよね。
お香とアロマ 結論
使い方は好みの問題ですし、何を基準にするかでそれぞれです。
ただ一つ、大きな選び方としては以下のように結論づけます。
アロマテラピーは、ボディ、マインドに向く。補完したい時。
お香は、精神・魂(ハート)に向く。ただ受け入れられたい時。
アロマとお香、どちらが気になりますか?
アロマテラピー講座もご用命があれば行っております。
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