日本での最初の薫り
香木が日本に来る以前の薫りは?
仏教と共に白檀や沈香のお香木が日本に渡ってきたと言われています。
お香づくりはそこから始まりますが、その前はどんな香りを日本人は好んでいたのでしょうか。
柳田國男氏によると日本民族は南から来たと説かれています。
暖地系の照葉樹。古神道では、楠木や椨の木を植えていたと、相良嘉美氏は「香料商が語る東西香り秘話」(山と渓谷社刊)に書かれています。
楠木の爽やかな香りとそして針葉樹。森の香りは今の私達の心も心がここにあると感じさせてくれる浄めの香りです。
ブータンの焼香は?
2019年12月にブータンを訪れました。
これは尼僧寺院での焼香のストック。ヒマラヤ杉などの枝葉です。
燃やした薫りも、本当に森の香りで煙さえも心地よい。寺院の中もその薫りが漂っていました。
共通する薫りの感覚だと感じました。
お線香となると一寸異なってしまいますが。(笑)
自分のお好みの香りのお香をつくりましょう。
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