緑茶の効果 花粉症対策
カテキンのアレルギー抑制メカニズム
お茶(緑茶、紅茶、烏龍茶他)には、身体にも心にもよい効果が沢山あります。
その中のひとつ、アレルギー抑制。花粉症の季節になりました。
お茶の葉(Camellia Sinensis var. sinensis) には、カテキン類、カフェイン、テアニン、フラノール類、複合多糖類、ビタミンCその他の成分が含まれています。
よく抗酸化作用でポリフェノールの含まれている食品、ワインやチョコレートなど紹介されますが、お茶のポリフェノールのひとつにこのカテキンがあります。
お茶の葉のカテキン類には主要な4つとして、エピカテキン、エピカテキンガレート、エピガロカテキン、エピガロカテキンガレート、エピガロカテキン-3-o-(3-o-メチル)ガレート(EGCg3”Me)、エピガロカテキン-3-o(-4-o-メチル)ガレート(EGCg4Me)があります。舌噛みそうな名前ですね。
ご存知の通り、アレルギーは過剰な免疫反応です。
上に書いたメチル化カテキン(EGCg3”Me)(EGCg4Me)は、肥満細胞内の情報伝達系を阻害、そして高親和性IgE受容体の発現の阻害によりヒスタミン放出を抑制します。
メチル化カテキンはどんなお茶に含まれるのか
メチル化カテキン含有の緑茶は、「べにふうき」、「べにふじ」、「べにほまれ」等。
そして、二番茶以降、三番茶に多く含有しているそうです。
(一番茶は、4月年の初めに摘んだもの、二番茶は摘まれた枝が伸びて次に摘まれたもの、そして三番茶に続きます)
また、発酵させると失われるので、紅茶ではなく緑茶として飲むことをお勧めします。
抗アレルギー対策に何時飲むのが効果的か
一般的にカテキン類の吸収は、摂取量の2~5%
血中最高値は、接種後1~2時間。
メチル化カテキンの吸収率はEGCgより高く、血中濃度も長く維持されているデータがありますが、
日常的な飲用によりアレルギー症状の軽減効果が期待されています。
自然な形で、お茶を取り入れていったら。
即効性などはありませんけど、心もちも変わってきます。
毎日緑茶を飲む、花粉症対策だけでなく、もっとよいことも増えてきます。
茶心香心堂では、美味しいお茶の淹れ方講座も承っております。
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